◇激しい舌戦展開
　任期満了に伴う鹿嶋市長選と現職市議の死去に伴う市議補選（改選数１）は１１日、午前７時から午後６時まで市内２２カ所で投票が行われ、同日午後７時から同市神向寺のスポーツセンターで即日開票される。大勢判明は午後９時前後の見込み。有権者数は５万３８９９人（３日現在）。
　市長選はいずれも無所属で、新人の元県職員、信田直嗣氏（５０）と４選を目指す現職の内田俊郎氏（６２）の一騎打ちで、激しい舌戦を繰り広げている。
　現職に対する多選批判を強める信田氏は、「変わらなかった１２年間を変革する」と力説。市街化調整区域設定を巡り市と対立してきた大野地区住民などから支援を受け、内田市政に批判的な有権者の取り込みを図る。公約では市民税１０％減税を柱に、企業誘致による雇用創出を訴え「２３年間の行政マン経験を生かし市を再生させる」と呼び掛けている。
　３期１２年間の実績を強調する内田氏は、政策継続の必要性を強調。スポーツと文化の街の環境を守り抜き「日本一の鹿嶋市を目指す」と訴える。公約には、全国２２位となった教育都市の推進や２４時間医療体制の充実を公約に掲げ、「神宮周辺を文教地区と位置付ける複合施設を建設して活性化を図り、にぎわいのある市にする」と具体案を示している。
　同日選となる市議補選も一騎打ちとなり、新人で市民文化スポーツ振興事業団理事の小池みよ子氏（５９）と元市議の内山一氏（６１）が論戦を続けている。【岩本直紀】
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　◇鹿嶋市長選立候補者（届け出順）
信田直嗣（しだ?なおつぐ）　５０　無新
　［元］県職員［歴］県総務部課長補佐?企画部航空対策総括課長補佐▽不動産会社役員▽中央大
内田俊郎（うちだ?としろう）　６２　無現（３）
　市長▽アントラーズ?ホームタウン協議会長［歴］旧鹿島町議４期▽市議１期▽独協大
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　◇鹿嶋市議補選立候補者（改選数１?２、届け出順）
小池みよ子　５９　団体役員　　　　無新
内山一　　　６１　団体役員　（４）無元

４月１０日朝刊

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